推薦図書をご紹介いたします・・・


 ■ 書籍名・コメント

 

 

代表  笠井敬一郎 医師 
専門  脳神経外科 美容外科

 

 三国志  
 

劉邦はまれにみる長者だ。 長者とは人を包容し,人のささいな罪や欠点を見ず,その長所や功績をほめて(途中略)その人物に接するなんとも言えぬ大きさと温かさを感じる存在を言う。劉邦にはそういうものがあった。言いかえれば,劉邦の持ち物はそれしかない。(本文より一部抜粋)  このような大アホの劉邦にきちがいじみた大馬鹿項羽。この二人が天下を争ったのはよほど中国のその時代に人物が居なかったのか? しかし,この劉邦の性格が簫何を張良をそして韓信を引きつけ天下を取っていく。孔明とまで行かないまでも張良いいね。考えるに劉氏というのはそういう血族なのか 劉備にしても劉邦にしても自分には突出した才能が無いのにね。まあ 優れた部下を手に入れ使いこなすのもすごい才能であることは確かだけどね。 さあて下巻を読むぞ。

 

 
 平 秀信 マーケティング  
 

金持ち父さんの時もレビューしたように思いますが お金持ちの家に生まれるとお金の教育を受けるけど普通はお金の良さ怖さの教育を受ける事はありません。子供の頃からお金の恐ろしさと凄さを教育する事も必要だと思います。

 

 
 飯嶋 和一 黄金旅風  
  飯島和一さんの作品を読んだのは初めてでした。本屋さんに入り本の雑誌が選ぶ文庫へストテン第一位の帯に吸い寄せられ買いました。でも面白かった。小学校に行った人は誰でも知っている朱印船(小学校行かない人いるのか?)でもこのような背景があったとは。世界の発展途上国を次々に植民地にしていったヨーロッパ その先駆けはコロンブスを雇ったポルトガルそしてスペイン。ポルトガルはインドのボンペイそして中国のマカオ スペインはフィリピンのマニラ。ポルトガルはスペインに併合される。 それに遅れる事オランダが東インド会社を設立ジャワのバタビアから中国そして日本へと食指を伸ばし各地で紛争が勃発。東南アジア 台湾に移り住んだ日本人町にも災難が(この日本人のなかには迫害されたキリシタンが大勢)。なぜキリシタンが秀吉そして家康に迫害されたのか それまで従順だった日本人がキリスト教により自我に目覚める。深いな 日本人が何も考えず一日を生きているのは江戸時代徳川家康に飼いなされたネコか! この作品はもちろん歴史小説としても面白いが内容も深いものです。